01毎年妻に花を送っているんです髙木様との出会い

“毎年妻に花を送っているんです”と、店内を見渡しながら、髙木様は初来店。
ほとんどの男性のお客様は、何を贈ったらいいかわからないことが多いのですが、髙木様は、これまでもいくつも他店さんでプリザーブドフラワーを注文されてきた方です。

私は、私からの提案ではなく、まずはお話を伺おうと思いました。
これまでにどんなプレゼントをしてこられたか、写真を見せてくださったり、エピソードをお話してくださり、初めてのご来店ではありましたが、頼ろうとしてくださるお気持ちが、少しずつ伝わってくる時間でした。

どのお客様もそうですが、どんなに相手を喜ばせたいと思っていても、おおよそのご予算の幅があります。
髙木様についても、おおよその目安があり、最初は私も、その金額を参考にご提案するつもりではいました。

しかしながら、よくよくお話を聞き進めると、なんと今回は結婚20周年だということ。大切な節目です。
私は、一旦、ご予算を頭から外し、髙木様ご夫妻のこれまでの人生と、そしてお二人の関係性、髙木様ご自身の幸せについて神経を集中させたのを覚えています。

02事前対応スタイルでサプライズを楽しむご家族想いな
サプライズ

一番印象的なのは、2ヶ月くらい前からその記念日の準備をされる事前対応スタイル。
計画性がお有りで、サプライズを楽しんでいらっしゃるのだなと感じました。

単身赴任で、長い年月、ご家族とは週末に会える生活スタイルを取られていますが、趣味も多く、結婚20周年を迎えるなんて信じられないくらい若々しい方です。

会話の中で何度も、奥様の話、娘様の話をされ、ご家族想いでいらっしゃることが、伝わってきました。
準備にかけた時間そのものが、家族を想う時間になっているのだな、と感じました。

03HAPPENINGハプニング発生

髙木様がご注文を決めてくださるまで、1時間以上かけてゆっくり打合せをさせて頂きました。
なぜなら、最初にお考えだったお品物より、はるかに豪華なものを贈りたくなり、お花だけでなく、それを納める額もオーダーメイドすることになったからです。

とても迷われ、その額のサイズや色、縁のデザインなど何度も考え直したり、メジャーを出して店内を何度も歩いて、一緒に考えました。

よしこれにしよう!と、髙木様が決断してくださり、サイズも決定、額のデザインもとても気に入られるものに出会われました。

髙木様ご自身もこのお品の完成までワクワクするほど楽しみにして帰られました、ご満足頂ける提案ができ私もとても幸せに思いました。

その数日後、当店が頼りにしている額やさんと打合せをし、髙木様の額のフルオーダーについて話を進めたところ、なんと、そのデザインの額はもう取り扱っていないとの返答が来ました。

少し前にはオーダーできたデザインだったので、予想しない事実に、私は非常に動揺しました。
髙木様は、そのデザインを早い段階で気に入って下さり、花の色合いとの兼ね合いを考えての決定だったので、謝りきれない、、、と愕然としたのを覚えています。

髙木様は自営業で、県をまたいで移動することも多くとてもお忙しいかた。
まさかまた、打合せに来て欲しいなどとは、言えるものではないと認識していました。

私は、その額が作れないことがわかって、即座に髙木様にご連絡。
髙木様に、このご注文自体をなかったことにして欲しいと言われるのを覚悟していました。
しかし、髙木様は、少しも私を責めたり批判することはされませんでした。
確かにとても残念なご反応ではありましたが、それ以上のことはおっしゃらず、私が感じていた以上に私を信頼して下さっているのを感じました。

ご不満な気持ちを一切私にお持ちにならなかった髙木様を尊敬しましたし、ありがたいと思うと同時に、必ずいい記念日を過ごして頂けるように、最善を尽くし誠実に仕事をしようとさらに思いました。

あの時の髙木様のご反応に、今でも感謝しています。

04MESSAGE髙木様ご夫妻へ

この度は、ご結婚20周年おめでとうございます。
大切な節目の、お二人を繋ぐ贈り物に携わることができ、心から感謝申し上げます。
温かく愛情深い髙木様が、どれだけご家族を大切にし奥様を愛していらっしゃるか、ご注文に際しての会話の端々から、たくさん伝わってきました。
これからもさらにお二人の絆が深まり、ますます幸せを感じる人生になっていくことを、心から応援しています。

プリザーブドフラワーは、たしかに愛情を繋ぎ、感動の記憶を残し続けます。
それはお花の特質によるものではなく、その花に込めた旦那様の想いやこだわり、それを奥様に贈られるまでに、どれだけそのお品に愛着を持ってくださったか、によるものと考えております。

人生色々なことがあり、これからも乗り越えていくこともあるかと思いますが、この人と結婚して良かったと、生涯の最高のパートナーでいられるよう、お互いを大切にされますます仲の良いご夫妻でいてください。
この度は、20周年おめでとうございました。
お二人の金婚式に関わらせて頂けるよう、私も日々精進致します。